和食を盛り付ける器 の特徴と使い方のルール

洋食器と比較するとわかる、和食器の主な特徴について

和食を盛り付ける器 は、日本の伝統的な和食文化に合わせて作られており、洋食器と比べると様々な違いが見えてきます。

和食を盛り付ける器
  • 器の形

    和食器は丸皿のほか四角形、八角形といった角皿が多いのに比べ、洋食器はほとんどが丸皿です。また、深さのバリエーションも和食器の方がたくさんあります。これは、一皿ずつ提供する洋食のコースと、一度にたくさんの料理を食卓に並べる和食の違いによるものでしょう。それぞれが個性を持ちながら、それでいて引き立て合う。まさに和を成す協調性が和食器の魅力です。

  • 器の素材

    和食器は素朴なぬくもりのある陶器や木の器、高級感があり縁起物でもある漆器などが主に使われているのに対し、洋食器は磁器が多く使われています。磁器は陶器よりも硬く、ナイフやフォークで傷つきにくい点が洋食にマッチしているのでしょう。もちろん日本にも、伊万里焼や有田焼などが伝統磁器として知られています。

  • 器の組み合わせ方

    日本では、もともと一人分の料理をお膳に乗せていた風習があったため、組み合わせやすいよう様々な形の器が生まれたと考えられています。色や柄の違う器を組み合わせる和食に対し、洋食ではお揃いのシンプルなプレートを使用するのが一般的です。食器を統一して美を演出する洋食と違い、異なる種類の器を調和させた美しさを持つのが和食の特徴です。

和食器を使用する際のルール

和食を盛り付ける器には、使い方にも基本的なルールが存在します。

  • 器の正面を意識する

    和食器には正面が存在するため、盛り付けやセッティングの際にはルールに則って配置しましょう。例えば、木目のある器は木目が横になるように置きます。また、模様がある器は、食べる人にとって正面に模様がくるようにするのがマナーです。どこが正面かわかりにくい器は、色彩が最も豊かな箇所を見分けるのがコツになります。

  • 角皿は丸く・丸皿には角を意識して盛り付け

    これはルールとまではいきませんが、和食の盛り付けは器によって変化させる、合理性のない方法がおすすめです。お餅のように角がなく、柔らかい料理は角皿に盛り付けてみたり、丸皿には鋭角な線が出るように三角形を意識してみたり。器によって料理の個性が変化するのも、和食の醍醐味と言えます。

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和食を盛り付ける器

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